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コスメやファッションのこと、たまに持病について

虫垂炎になったときの話

今まで大きな病気をしたことがなく、所謂既往症と呼ばれるものとは無縁の生活をしていました。

今回お話するのは、ある病気を見つけるきっかけになった虫垂炎についてです。


それは6月某日のこと。その日はなぜかお昼は食欲がなく、あまり手をつけませんでした。基本的に食欲は旺盛なタイプなので珍しいことなのでよく覚えています。

定時を過ぎるころになると、いつもよりお腹が空いているのと同時に胃のあたりに痛みが。このときは空腹のあまり痛みが出ているのかな、と思っていました。

最寄りの駅に着いてもやはり腹痛は続いていました。痛みのある部分とボトムのウエスト部分がちょうど同じ位置だったのでこっそり穿いていたボトムのボタンを外すと少しだけ痛みが和らいだような気がして、夕食になるものを買って帰ることにしました。

昼食が少なかった分、いつもより多めの夕食を摂ったのですが変わらず腹痛が続きます。学生時代に胃痙攣を起こしたことがあるのですが、そのときはひどい激痛で立っていられないほど。ただこのときは動くのがしんどいほどではありましたが、胃痙攣ほどの激痛ではなかったのと、痛む部位が胃のあたりだったので胃炎か何かだろうと思っていました。


それから数時間経っても痛みが治まる気配がなく、だんだんと心配になってきました。家族や彼と連絡をとる中で、もしや虫垂炎では?という話に。救急車を呼んでみては、とも言われたのですがギリギリ耐えられないほどの痛みではないような気もしたので渋っていました。

少し眠気もあったので、とりあえず寝てみようと思ったのですがやはり痛みで眠れず。その後嘔吐をしてしまったのでようやく救急車を呼ぶ決意をしました。


数分で救急車が到着。そのころには痛みがみぞおちのあたりに移動していました。問診を受けている中で徐々に痛みが右下腹部へ。そのことを救急隊の方に伝えるとやはり虫垂炎かもしれないとのこと。


ただここで、37.9度の発熱があることが発覚。この時期なので新型コロナウイルスを疑われてしまい、当番の病院から一度保健所へ連絡するよう言われてしまいます。虫垂炎で発熱することはあるようなのですが、時期が悪かったのだと思います。

その後病院に再度連絡すると、一応診てもらえることにはなりましたが、院内には入れず薬のみの対応になると言われました。自分では薬だけで十分な状態なのか、そうではないのか分かりません。救急隊の方からは「緊急手術になるかもしれない」と言われていたので不安はありましたが一応その病院へ搬送してもらうことに。「いざとなったら病院を変えるかもしれません」と言っていただけたので少し安心することができました。


病院へ到着すると防護服を着た看護師さんたちに対応されました。問診を行い、しばらく待ってから医師の診察を受け、虫垂炎が疑われるので検査をしましょうと言われます。

血液検査のための採血ではとても苦労をしました。元々血管が細く採血は失敗されることがとても多いのですが、この日は5回くらい刺されたかと思います。しかも刺してから血管を探すのでめちゃくちゃ痛い。思わず声を上げると後ろの方で「根性がない」との声が。ひどすぎる。。

最終的に医師が手首の内側から採血して、微量に採ることができたのですが手が滑って落としてしまったので採血は諦めたようでした。そんなことある?って感じですけど。。

その後CTを撮って、やはり虫垂炎でしょうと。ただ、腫れがそこまでひどくないので手術までは必要なさそう、とのことでした。後日病院に行くようにと言われてその日は帰宅。


だったのですが、熱があるからとタクシーは呼んでもらえず。。「歩いて帰れる距離でよかったね」と言われながら(全然良くない!)結局夜中に家まで小一時間かけて歩いて帰りました。

腹部の痛み自体は採血の痛みで気にならなくなっていたのでなんとか歩けましたが、地獄のような半日でした。

ちなみにですが、以来その病院には行っていません。